国土の広い米国では、商品の多くがトラックで運ばれます。ところが、この4年ほど、その運賃市場は低迷が続いてきました。多くのトラック運送会社が薄利や赤字に苦しむなか、中堅企業の一角であるコヴェナント(Covenant Logistics Group)が市況が転換しつつあることを指摘しました。
コヴェナントは年商約12億ドルの中堅企業で、保有トラックは約2,800台ほど。一般的な汎用輸送ではなく、災害対応、鶏肉輸送、国防総省(DoD)向けといったニッチな領域に注力しています。

そんな同社の経営トップを務めるのは、創業者でもあるデイビッド・パーカーCEO。パーカー氏は1986年に夫婦で起業し、1994年にはニューヨーク証券取引所へ会社を上場させました。そんなパーカー氏が直近の決算発表で、「過去2年間で最も強気だ」と今後に向けた希望を語っています。
興味深いのは、その理由です。経営陣は今回の反転を、荷物の需要が戻っただけでなく、業界で走るトラックやドライバーの数(輸送能力)そのものが減ったためだとみています。運輸省が取り締まりを強めた結果、業界の輸送能力の2〜3%が消えたと言うのです。