Copart、需要弱含むなか単価過去最高——「修理か全損か」を動かす裏方の存在感

Copart, Inc.

事故車・廃車を扱うオンラインオークション大手のCopartが2026年2〜4月期決算を発表しました。米国では保険料高騰で消費者の補償縮小が広がり、保険会社経由で同社に持ち込まれる事故車は前年比4.2%減と需要が弱含むなか、1台あたり平均落札価格(ASP)は同4.1%上昇し、季節調整後で過去最高を記録しました。

ジェフ・リャウCEOは「消費者の保険補償縮小は循環的な現象であり、長期的には反転する性質のものだ」と述べ、需要の弱さを構造変化ではなく一時的な動きと位置づけました。同氏は事業の長期的な成長構造は「非常に確かなものとして残っている」と強調しました。

国際セグメントは台数が前年比5.9%増、売上が同14.1%増と、米国を上回るペースで成長しました。英国、ドイツ、カナダが牽引役となっています。同社は無借金経営と55億ドルの手元流動性を背景に、今期も自社株買いを継続しています。

米国で事故が減り、保険離れが広がるなか、なぜ廃車オークションの単価は過去最高を更新できるのか。世界160カ国の買い手、保険会社の意思決定、AI導入のあり方。地味な業種の決算が映し出すのは、どんな経済構造なのでしょうか。

「修理か全損か」——判断を動かす本当の力

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