「席課金」が崩れ始めた――AIが変える、ソフトの売り方と買い方

8x8 Inc

クラウド型の統合コミュニケーションツールを手がける米国企業、8x8が2026年1〜3月期決算を発表しました。同社が手がけるのは、クラウド電話やWeb会議、チャットなどのツール。日本では知られていませんが、300万人超のビジネスユーザーがいます。

売上高は前年比4.6%増の1.85億ドル、純利益は1,660万ドルでした。4四半期連続の増収となり、通期では2015年以来となるGAAPベースの黒字を計上。ピーク時から債務を4割超減らし、長く続いた立て直しがひと区切りを迎えた決算といえます。

決算説明で経営陣が時間を割いたのは、足元の数字の先にある変化です。経営陣が指摘するのは、AIが法人向けコミュニケーションのあり方を作り替えつつあるということ。サミュエル・ウィルソンCEOは、市場が急速に変わり、顧客が何を買い、どう支払うかという行動も変わり始めていると語りました。

興味深いのは、機会を強調するだけでなく、見通しの立てにくさや迷いも率直に語られた点です。新しい技術がもたらす不確実さに、企業はどう向き合えばよいのか。8x8の説明会は、その問いを考えるうえでの素材を多く含んでいました。

席数課金の終わり、AIが料金モデルを書き換える

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