Seaが2026年1〜3月期決算で、四半期ベースの調整後EBITDAとして初めて10億ドルの大台に乗せました。連結売上高は前年同期比47%増の70億ドル超に達し、テック大手としては突出した成長率です。
東南アジアで展開するインターネット企業のSeaは、ECのShopee、金融のMoney、ゲームのGarenaの3事業がそろって伸長。中でもGarenaは2021年以来となる好調な四半期を記録しました。立て直しの局面が一段先に進んだ印象を与える内容となっています。

多くのテック企業がコスト効率や利益率の改善を最重要課題に掲げる中、Seaは2026年を「成長投資の年」と位置付けました。短期的な利益を抑えてでも長期の競争優位を築こうとする判断は、現在の市場環境では逆張りに近いスタンスといえます。
決算説明会で経営陣が時間を割いて語ったのは、足元の数字よりもむしろ、事業構造の変化のほうでした。創業者のフォレスト・リー会長兼CEOとトニー・ホウCFOの発言には、足元の業績数値だけでは見えにくい論点が多く含まれています。