Ford、三重苦のなか通期見通しを引き上げ——支えた『3つの稼ぎ方』

Fordが2026年第1四半期(2026年1〜3月期)の決算を発表しました。売上高は433億ドル(前年比6%増)、調整後EBIT(利払い・税引き前の本業利益)は35億ドルとなり、通期EBITの業績予想を85億〜105億ドルへ引き上げました。複数のコスト逆風が重なるなかでの上方修正です。

ジム・ファーリーCEOは決算冒頭で「Fordは根本的により強く、より現代的な企業になっている」と総括しました。過去5年で進めてきた事業基盤の刷新が結果に表れているとし、今後についても新たな成長フェーズに入りつつあるとの見方を示しています。

セグメント別では、商用フリート向け事業のFord ProがEBIT 17億ドル、ガソリン・ハイブリッド車事業のFord BlueがEBIT 19億ドルとなり、米国で最も売れるピックアップトラックF-150の好調が続きました。EV事業のFord Model eは7.8億ドルの損失ながら、旧世代EV車種の損失は前年比約35%改善しています。

重くのしかかるコスト逆風のなかで、なぜ通期予想を引き上げられたのか。本業の収益力、新たな収益軸、そして社内構造の進化——上方修正を支える『3つの稼ぎ方』の正体を、決算の中身から読み解きます。

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