メタの2026年第1四半期決算でマーク・ザッカーバーグCEOは、この3カ月を「節目の四半期」と位置付けました。同社のアプリ群の3月平均日次利用者(DAP)35.6億人という事業基盤の上で、AI戦略が新たな段階に入りつつあることを示しています。
新たな研究組織であるMSL(メタ・スーパーインテリジェンス・ラボ)から初の成果物が登場。新バージョンのメタAIが世界中に展開した上で、他社のAI企業と立場を異にする観測を明示的に打ち出しました。

積極路線を支える設備投資の大きさも、資本市場の注目が集まる論点です。インフラと半導体への支出計画は前回見通しから一段引き上げました。ただし、費用面の規律を緩める姿勢は見せず、ハードウェア構成や社内運営の両面で、効率を高めるための打ち手を重視しています。
AIはメタにとって投資の対象であると同時に、働き方そのものを書き換える要素として位置づけいます。ザッカーバーグ氏は組織論にも踏み込み、スーザン・リーCFOは具体的な人事方針でこれを裏付けました。本稿では、この四半期決算で示された四つの論点について紹介します。