車載半導体を提供するSTマイクロエレクトロニクスが、AIデータセンター向け事業に本格的に踏み込み始めています。
2026年4月23日に発表した1〜3月期決算では、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)との数十億ドル規模の提携拡大と、エヌビディアとのデータセンター向け電源での協業が示され、ジャン=マルク・シェリーCEOは「制約のない需要は目標をはるかに上回る」と語りました。

決算が示した新しい事業の輪郭と、残された課題を整理します。
AIデータセンター向けの動きと並行して、車載・産業領域でも変化が起きています。2026年1〜3月期の売上高は31億ドルでした。このなかには2月に買収を完了したNXPのMEMS事業からの約0.4億ドルも含まれます。売上の伸びを牽引したのは、個人向け電子機器と、通信機器・コンピューター周辺機器でした。