AIはフリーランスの仕事を奪うのか、拡張するのか──Upworkが賭ける少数派の仮説

Upwork Inc.

生成AIの普及は、知的労働をどう変えるのか。おそらく多くの人は、AIが発展するほどフリーランサーや専門職の仕事を代替してしまうと考えているのではないでしょうか。実際、関連する企業の株価は下落基調が続いています。

そんな中で、AIを使いこなす個人の生産性が底上げされ、プロジェクトベースの柔軟な働き方自体はむしろ広がっていくという主張も存在します。そんな「少数派」の仮説に社運を賭け、自社の業績という形で四半期ごとに進捗を開示している企業の一つが、米Upworkです。

Upworkは、世界最大級のフリーランス・マーケットプレイスを運営するNASDAQ上場企業。過去3年にわたり、大規模な変革プロジェクトに取り組んできました。狙いは、クラウドソーシングの枠を超え、「人間プラスAI」で成果物を提供する事業体へと自社を再定義することにあります。

経営陣は、2025年について「AI時代に向けた3年間の変革の総仕上げの年」と総括しました。通期のGSV(流通取引総額)は40億ドルを超え、売上高は7.88億ドル、調整後EBITDAは2.26億ドルといずれも過去最高を更新。ところが株価は低調そのもので、年明けから半分以下に落ち込んでいます。

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