世界最大のカーセーフティメーカー、オートリブ(Autoliv)が2026年1〜3月期の決算を発表しました。世界の新車生産台数が前年比3.4%減となる逆風の中、売上高は約28億ドルと第1四半期として過去最高を更新。調整後営業利益率は8.9%でした。
ミカエル・ブラットCEOは「アジアでの前向きなトレンドが続いている」と述べています。決算の中身を見ると、その言葉以上に際立っているのがインドと中国の数字です。新車が減っている市場で売上が伸びるという、直感に反する現象がこの四半期の業績を形作っています。

成長の裏側にはリスクもあります。エアバッグとは一見無関係に思える中東情勢が、原材料コストの見通しを大きく変えました。通期ガイダンスこそ据え置かれましたが、その前提にはいくつかの条件が付いています。
新車台数に依存しない成長は仕組みとして定着しているのか、それとも一時的な追い風なのか。今回の決算からはその判断材料が見えてきます。