シティグループ、「衝撃の連続」の世界で10年ぶりの好決算——混乱が収益を生む逆説

シティグループ

シティグループが発表した2026年第1四半期決算は、売上高が前年比14%増の246億ドル、純利益58億ドルでした。通期の収益性目標を四半期の段階で上回る、予想以上の滑り出しとなっています。

ジェーン・フレーザーCEOは「我々には勢いがある」と述べました。2008年の金融危機で政府救済を受けて以降、「大きすぎて管理できない銀行」と評されてきた同社ですが、2021年に就任したフレーザー氏が5年にわたる再建を主導し、今四半期はその成果が数字に表れた節目です。

牽引役となったのは、企業向けの送金・決済や株・債券のトレーディングといった法人向け事業です。いずれも10年ぶりの水準を含む好調ぶりで、その背景には世界経済の不安定さがむしろ追い風になるという逆説的な構造が見えてきます。

一方、再建が一段落したことで「次は買収か」という観測も浮上し、決算説明会ではアナリストとフレーザー氏の間で緊迫したやり取りが交わされました。改革から成長へ——5月に予定されるInvestor Dayを前に、シティの現在地を決算から読み解きます。

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