中古車販売最大手のCarMaxが発表した2026年度第4四半期(2025年12月〜2026年2月期)決算は、減収・純損失での着地となりました。総売上高は59億ドル(前年比1%減)、純損失は1株0.85ドルで、のれん減損とリストラ関連費用が1株1.19ドル押し下げています。一方で中古車既存店販売は前年比1.9%減まで戻し、第3四半期の9.0%減から急速に失速が和らぎました。

決算発表と同日、新CEOの就任も公表されました。世界約6,000のホテルを展開するインターコンチネンタルホテルズ&リゾーツ(IHG)で6年間CEOを務めたキース・バー氏が、自動車業界未経験のまま中古車最大手のトップに座ります。バー氏は「ホテルと中古車は表面上は違うが、本質は同じ。正しい商品を正しい価格で正しい方法で顧客に届けることだ」と、業界の外から来た視点を強みに変える姿勢を示しました。
事業側で効いたのが、第4四半期入り直後に断行した値下げです。中古車1台あたりの粗利は前年比207ドル減の2,115ドルとなった一方で、既存店販売は第3四半期の前年比9.0%減から1.9%減まで急速に持ち直しました。粗利を犠牲にして販売を買い戻した形ですが、それだけで終わる四半期ではありません。
バー新CEOが本格的な戦略を示すのは2026年6月の予定です。値下げで販売失速は食い止められた一方、今四半期にはCarMaxを作り直そうとする値下げ以外の動きも同時に走っています。異業種トップの指揮下で、同社は何を変え、何を残すのか。決算の中身を順に見ていきます。