Constellation Brands、「全米No.1ビール」Modeloを育てたCEOが退任——次の成長はPacificoに託す

Constellation Brands Inc

Constellation Brandsが2026年度第4四半期および通期決算を発表しました。「コロナ」「モデロ」などメキシコビールの米国販売権を持つ同社は、消費者の節約志向でビールカテゴリ全体が軟調に推移する中でもシェア拡大を維持。2027年度のビール売上ガイダンスは前年比マイナス1%〜プラス1%と慎重な見通しを示しています。

7年間CEOを務めたビル・ニューランズCEOは「年度末にかけて勢いは回復し、3月は計画を上回る滑り出しだ」と述べました。同氏の在任中にビール出荷量は約2.8億ケースから4億ケース超へほぼ倍増し、主力のModelo Especial(モデロ・エスペシアル)を金額ベースで全米No.1のビールブランドに押し上げています。

ビール事業の2027年度営業利益率ガイダンスは37〜38%と、従来目標の39〜40%から引き下げられました。メキシコの新工場稼働に伴う固定費負担が主因です。ワイン&スピリッツ事業でも、最大の海外市場カナダで米国産酒類のボイコットが続いており、利益面に二重の逆風が吹いています。

4月13日付で新CEOにニック・フィンク氏が就任し、経営体制が刷新されます。Modeloに次ぐ成長の柱としてPacificoやVictoriaの名が挙がる一方で、需要の踊り場と大型投資のタイミングのずれという課題も残されています。新旧CEOの発言から、その道筋を読み解いていきます。

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