リーバイス、売上9%増で全方位の成長加速——「デニム屋」脱皮の途上でCFOが退任へ

Levi Strauss & Co

リーバイ・ストラウスが発表した2026年度第1四半期(2025年12月〜2026年3月)決算は、オーガニック売上が前年比9%増、報告ベースで同14%増となりました。調整後EPSは0.42ドルで前年比11%の増益です。全セグメント・全チャネルで成長し、通期ガイダンスを売上・利益率・EPSのいずれも引き上げています。

ミシェル・ガスCEOは「戦略的な選択と集中がリーバイスブランドの潜在力を引き出している。以前よりも多くの勝ち筋がある」と総括しました。同社はデニムボトムスの会社から「頭からつま先まで」のライフスタイルブランドへの転換を推進しており、今期はその成果がトップスやウィメンズの2桁成長として明確に表れた四半期となりました。

LEVIの株価・出来高=Finboard

直営店・ECを合わせた自社販売事業は10%増で、既存店売上の前年比プラスは16四半期連続です。ホールセールも8%増と想定を上回り、ウィメンズやトップスといったライフスタイル商材が卸先にも浸透し始めています。粗利率は61.9%を確保し、関税下でも価格転嫁による需要減退は見られていません。

あわせて、13年間にわたり財務を統括してきたハルミット・シンCFOの退任が発表されました。「デニム屋」からの脱皮が数字に表れ始めたまさにこのタイミングで、変革の設計者が退場する——その勢いは仕組みとして定着しているのか、決算の中身を見ていきます。

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