PDD Holdings、12%増収も純利益は減少。1000億元支援で「もう一つのPinduoduo」構築へ
中国EC大手・拼多多(Pinduoduo)を運営するPDDホールディングスが、2025年10〜12月期(第4四半期)の決算を発表しました。売上高は前年比12%増の1239億元と堅調に推移した一方、四半期・通期ともに純利益は前年を下回りました。
共同CEOのジャオ・ジアジェン氏は決算説明会で「短期的な業績よりも、長期的なエコシステムの価値創造を優先する」と述べ、サプライチェーンへの大型投資を継続する姿勢を鮮明にしています。
PDDの株価・出来高チャート=Finboard
同社は創業10周年となる2025年、EC業界で初めて「1000億元支援プログラム」を立ち上げました。農家から中小事業者まで幅広い支援を展開しており、利益率の低下はこうした戦略投資の反映だと経営陣は説明しています。グローバル事業では約100市場に展開するまでに成長した一方、各国の規制強化や貿易政策の変化が新たな課題として浮上しています。
2026年を「次の10年への出発点」と位置づける同社は、今後3年間でサプライチェーンの抜本的な変革を進め、「もう一つのPinduoduoを築く」と宣言しました。短期的な収益変動を許容しながら、EC産業のバリューチェーン全体を底上げする長期戦略に大きく舵を切った格好です。