M&Aで紐解く日本酸素ホールディングス:国内事業の再編とグローバル4極体制への変遷

日本酸素ホールディングス

日本酸素ホールディングスは、1980年代からの米国進出を皮切りに、国内基盤の再編、アジア・オセアニアへの展開、そして欧州への進出と、段階的にグローバルな事業基盤を構築してきました。国内の産業ガスメーカーから、日・米・欧・亜の「グローバル4極体制」を確立するに至ったその変遷は、積極的なM&Aを活用したものです。本記事では、同社が実施してきた主要なM&Aの事実を時系列で整理し、その資本戦略の軌跡を紹介します。

本記事では、同社が実施してきた主要なM&Aの事実を時系列で整理し、その資本戦略の軌跡を紹介します。

1980年代-1990年代:米国進出と国内基盤の再編

1980年代から1990年代にかけて、日本酸素(当時)は米国市場への参入と国内事業の再編を進めました。

まず1983年3月、米国の特殊ガスメーカーであるMatheson Gas Products, Inc.を買収しました。特殊ガス分野において日本国内はもとより海外事業の拡大を狙う体制を整え、米国でのガス事業に参入するためです。続いて1989年には、米国Household International Inc.のサーモス事業(ガラス製魔法びんなどの製造・販売)を買収しました。

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