アップル、過去最高の四半期決算で収益1438億ドル達成——AI戦略でGoogle提携を発表
アップルが発表した2026年第1四半期決算は、四半期として過去最高となる1438億ドルの売上を記録しました。ティム・クックCEOは「記録に残る四半期となった」と総括。iPhone売上高が前年比23%増の853億ドルに達し、全地域で過去最高を更新しました。中国市場も前年比38%増と拡大し、iPhoneの買い替え需要と二桁成長の新規ユーザー獲得が後押ししています。
クック氏は、2026年を「AIの波がさらに加速する年」と位置づけました。次世代のApple Intelligenceを強化するため、Googleとの提携を発表。Googleの技術を基盤としたApple独自のAIモデルを開発し、年内にパーソナライズされたSiri機能を提供する計画です。クック氏は「業界をリードするプライバシー基準を維持しながら、デバイス上とプライベートクラウドで動作する」と強調しました。

供給面では課題も浮上しています。ケヴァン・パレクCFOは「第2四半期のiPhone供給に制約がある」と説明。第1四半期の予想を大幅に上回る需要により、12月末時点で在庫が非常に少なく、現在は需要に追いつくため供給体制を強化している段階です。制約の主因は、3nmの先端半導体の供給。メモリ価格の大幅な上昇も懸念材料として挙げられました。
製品の好調さはサービス事業にも波及しています。サービス売上高は前年比14%増の300億ドルと過去最高を更新。広告、クラウドサービス、音楽、決済サービスで記録を達成し、アクティブデバイスは25億台を突破しました。クック氏は「強固な基盤が新たな成長機会を生み出す」と述べ、Apple TV+の視聴者数が前年比36%増加したこと、F1のレース配信権などを例に挙げています。