「絶海の孤島」から半導体へ!ラサ工業が遂げた100年の変貌と再成長

ラサ工業

沖縄の南東にある絶海の孤島「ラサ島」をご存知でしょうか。正式には「沖大東島」という名前のこの島は元々、珊瑚礁に囲まれた無人島でした。農商務省肥料砿物調査所初代所長・恒藤規隆らによる「リン鉱石」の発見を契機に生まれたのが、今回紹介する「ラサ工業」です。

リン(P)は人体中に核酸の成分として細胞に含まれ、歯や骨の成分でもあり、体重の1%ほどを占める必須元素です。植物を育てるための肥料成分にもリンは不可欠で、金属製品の表面加工、燃料電池、半導体などの工業分野にも使われています。

動植物中にあまねく存在する「リン」ですが、肥料や工業材料に必要な量を確保するには「リン鉱石」が必要。そんな中で1913年、リン鉱石採掘を目的として「ラサ工業」が生まれました。同社は肥料メーカーとして日本の近代農業を支え、100年を超える歴史の中で大きな事業転換を遂げています。

ただの鉱山会社だった同社は今、最先端の半導体製造に欠かせない素材メーカーとして、世界のハイテク産業を陰で支えているのです。果たしてラサ工業とはどのような会社なのか、今回の記事では開示資料をもとに来歴、事業モデル、今後の方針などを紹介します。

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