高成長を続ける「パランティア」新決算。今回もカープCEOがユニークな発言を連発
米国のテクノロジー企業であるパランティア(Palantir Technologies)が、2025年4〜6月期決算を発表。売上高は前年比48%拡大して10億ドルを突破しました。
同社が殊更にアピールするのが、いわゆる「40%ルール(Rule of 40)」において「94%」という高いスコアを記録していること。売上率と利益率を足し算することで成長と収益性のバランスを図る指標で、パランティアは大企業として稀に見る水準に達しています。

成長を牽引しているのは、同社が「アメリカの革命(American revolution)」と位置づける米国事業です。売上高は前年比68%増の7.3億ドルに拡大。特に商用部門は93%増という急成長となりました。背景には、自社のAIプラットフォーム「AIP」への旺盛な需要があると言います。
アレックス・カープCEOは今回の決算を「衝撃的な数字(bombastic numbers)」「一世代に一度の、真に異例な四半期(once in a generation truly anomalous quarter)」などと表現。自社製品が「米国と同盟国に不公正なほどの優位性を与える」と強調しました。