絶好調のメタ、次の一手は「パーソナル超知能」ザッカーバーグが描く未来と巨額投資の実像
メタ・プラットフォームズが2025年7月30日、2025年4〜6月決算を発表しました。売上高は前年比22%増の475億ドル。営業利益は204億ドル、営業利益率は43%でした。力強い成長の背景では、広告事業が引き続き堅調に推移しています。
経営陣は、AI活用による効率改善もアピールしました。広告向けの新しいAI推薦モデルを導入したことにより広告コンバージョンが増加。コンテンツ推薦システムの進化がユーザーの滞在時間にも影響を与えました。

マーク・ザッカーバーグCEOは会社の次なる長期ビジョンについても語りました。提示したのは「パーソナル超知能」という構想。「人間の知能をあらゆる点で超えるAI」と定義され、全ての人々が利用できるようにすることを目指すと言います。
このビジョンを実現するため、同社は新たに「Meta Superintelligence Labs」を設立。設備投資も拡大しており、スーザン・リーCFOは、2026年も「大幅な資本的支出の増加」が見込まれると言及しました。今回は、そんなメタ社の最新決算を解説します。