1,000店舗超えの「サーティワン」が好調、2031年までに税引前利益31億円が目標
「サーティワン アイスクリーム」といえば、色とりどりのフレーバーが並ぶ多くの人が長く親しんできたアイスクリーム店です。しかし今、そのサーティワンが業績的にも絶好調である事実は、あまり知られていないかもしれません。
運営元のB-R サーティワン アイスクリーム(株)が発表した2025年1〜6月期決算は、売上高と営業利益がともに11.4%増。24%の売上成長を記録した2024年通期を上回り、過去最大の売上高を再び見込んでいます。

上半期時点において、国内全店舗での総小売売上高は317億円、1店舗当たりの平均売上高も3,020万円と過去最高でした。物価高騰により消費者の財布の紐が固くなる中で力強い成長を続けています。
「サーティワン」快進撃の裏側には、どのような戦略があるのでしょうか。本記事では最新の決算資料を基に、デジタル、マーケティング、出店など多岐にわたる打ち手を紐解きます。