三井物産の事業セグメント

三井物産

三井物産の2016年3月期の収益は4兆7596億円、当期損失が834億円となっている。

連結決算の対象外社数は462社で、そのうち子会社は海外207社、国内68社、持分用適用会社が海外153社、国内34社となっている。海外多い。


三井物産の事業セグメント一覧

三井物産の事業セグメントは、以下からなる。

鉄鋼製品セグメント

鉄鋼製品の調達・供給や加工・流通拠点となるコイルセンター、製造拠点となる電炉・圧延メーカー・部品メーカー、鉄鋼流通業などに出資。

アジア、中東、アフリカなどでのインフラ案件向け鋼材の供給・拡販や自動車プレス部品製造事業、エネルギー鋼材の供給・拡販も。

金属資源セグメント

事業投資を通じ、鉄鉱石や石炭、銅、ニッケル、アルミニウムなどに関して資源開発・生産・加工・販売事業を行う。

その他、物流ネットワーク機能を活かしたグローバルトレーディングも。

機械・インフラセグメント

電力、海洋エネルギー、水・物流などに関する事業を推進する「プロジェクト本部」と、LNG船の保有・運行や日系メーカーの完成車や部品の輸出、航空機や航空機エンジンの販売、リース、ファイナンスなどを行う「機械・輸送システム本部」の2つからなる。

化学品セグメント

「基礎化学品本部」と「機能化学品本部」の2つから構成され、ヨーロッパや米国での農薬販売やカナダでのバイオコハク酸製造、サウジアラビアなどでのメタノール製造、ドイツでの高機能ポリカーボネート原料の製造販売を行う。

エネルギーセグメント

石油や天然ガス・LNGなどの探鉱・開発・生産や物流取引

生活産業セグメント

「食糧本部」「食品事業本部」「コンシューマーサービス事業本部」の3つから構成。

穀物、油脂、水畜産などを世界各地で確保・供給するほか、医薬品の製造・開発支援、グローバル市場向けファッションブランドなどを広く扱う。

次世代・機能推進セグメント

「ICT事業本部」「コーポレートディベロップメント本部」からなる。

新興国高速ネットインフラ事業や放送・テレビショッピング、IoTデータプラットフォーム事業などを展開。

また、アセットマネジメントやバイアウト投資、ベンチャー投資、コモディティデリバティブ取引なども含まれる。

米州セグメント

米国において、金属、機械・インフラ、化学品、生活産業などの分野での事業やトレーディングを行う。

欧州・中東・アフリカセグメント

欧州・中東・アフリカにおいて、金属、機械・インフラ、化学品、生活産業などの分野での事業やトレーディングを行う。

アジア・大洋州セグメント

ASEAN、南米アジア、オセアニアなどで事業を展開。


連結従業員数の内訳

連結従業員43611人の内訳。機械・インフラに16172人、生活産業に9778人と多い。