キーワードは「アソビ」──タカラトミー、キダルト需要×海外を軸に長期戦略を推進

タカラトミー

少子化が進む国内において、玩具ビジネスが逆風をはね返しています。日本玩具協会の調査によれば、2023年度の国内市場規模は希望小売価格ベースで初めて1兆円を突破。中でもカードゲームやフィギュアが大幅に拡大しました。

大人になっても子どものような興味や趣味を持ち続ける層は「キダルト」(Kid x Adult)と呼ばれています。玩具メーカー各社にとって、キダルト需要は少子化時代における重要な成長トリガーに他なりません。

そんな追い風を取り込んでいる会社の一つがタカラトミーです。2025年3月期の売上高は2,502億円、営業利益は249億円といずれも過去最高を更新。収益改善の背景には、国内主力ブランドの単価上昇とアジア地域での拡販が寄与しています。

足元ではトレーディングカードを中心に商品ラインアップを強化中。ディズニーとの連携や、原作30周年を記念した「名探偵コナン カードゲーム」など大型IPを連続的に打ち出しています。今回は、そんなタカラトミーの現在について開示資料をもとに紹介します。

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