バブル期に生まれたリゾート会社「リソルHD」インバウンドで好調、長期的には超高齢社会に対応

リソルホールディングス(以下、リソル)は、日本のリゾート・ホテル業界で異彩を放つ存在です。会社自体の創業は1931年と古く、1949年には東証一部(現プライム市場)に上場しました。
もともとは「製管業」でスタートし、その後リゾート事業に転身したというユニークな経歴を持っています。現在はホテル21か所、ゴルフコース18か所(提携含む)を運営、福利厚生サービスや再生エネルギー事業も手がける多角経営企業となりました。
グループ全体の売上高は284億円(2025年3月期)に達し、コロナ後の観光需要回復を追い風に力強い業績拡大を遂げています。特に主力のホテル部門の復調は著しく、収益構造も改善。リソルは自社の強みを再定義しつつ。次なる成長戦略に舵を切っています。今回は、そんな同社について紹介します。