航路支援ではじまった気象テック企業「ウェザーニューズ」SaaS化で中小事業者向けにも拡大中

私たちの生活やビジネスに不可欠なインフラ情報と言えるのが「天気予報」です。そんな気象情報サービスの世界で、千葉県幕張に本社を置くウェザーニューズは、民間企業の一角として成長を続けています。
創業38年目を迎えた同社は、防災という公共的使命とビジネスとしての成長を両立させ、好調な業績を続けています。2024年5月期の売上高は222億円、純利益24億円と過去最高を更新しました。
かつて「天気なんてビジネスにならない」と言われた時代から約40年、気候変動の時代にあって気象ビジネスは飛躍的な成長を遂げています。本稿では、ウェザーニューズの歩みと事業ポートフォリオをひもとき、同社がいかに気象リスクをビジネスチャンスへ変えてきたかを紹介します。