オーツミルクでかつて話題を席巻した「オートリー」の業績が密かに改善している件
オーツミルクに特化するスウェーデン企業「オートリー」の業績が、意外なことに改善の兆しを見せている。
目覚ましいのはグロスマージンの改善だ。一時は売上高の10%を割るまでに悪化していたが、かつての水準である約30%へと回復。欧州を中心に売上も拡大し、売上総利益は前年比で90%増えた。
会社全体では依然として赤字だが、2023年に就任したジャン=クリストフ・フラタンCEOは成果を強調。「構造的かつ持続的な黒字化」に向けた前進をアピールした。今回の記事では、そんな同社の現在について紹介する。