「秀逸なビジネスモデル」会員制ビジネスのリゾートトラストが好調、全国に105拠点を展開
リゾートトラスト

ホテルリゾートの開発・運営を手がける「リゾートトラスト」が好調だ。

リゾートトラストは1973年、名古屋市で宝塚エンタープライズ(株)として設立。全国各地でリゾートホテル等の開発を進め、2000年に株式を上場。現在はホテルレストランやゴルフ場など、105もの施設を運営する。

最大の特徴は、創業以来「会員制」のビジネスにこだわってきたことだ。

業績は好調そのもので、2025年3月期には売上2,450億円、経常利益253億円を見込む。株式市場における評価も上々で、執筆時点における時価総額は3,200億円。コロナ禍以降、右肩上がりのトレンドとなっている。

それにしても、リゾートトラストの商売はよくできている。今回の記事では筆者がそう感じた同社のビジネスモデルと今後の戦略について紹介する。

「約14万人の富裕層」が会員基盤

リゾートトラストについてまず目につくのは、強固な会員基盤だ。

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