ウォンテッドリー、次世代型ATS『Hire』を発表。海外も見据え成長加速なるか?
ウォンテッドリー

採用プラットフォームなどを手がけるウォンテッドリーが、成長の踊り場にさしかかっている。10月11日に発表された2024年8月期決算は、売上高が前年比0.5%減の47.2億円。営業利益は同じく0.3%増の15.9億円だった。

ウォンテッドリーは2017年に上場。創業者の仲暁子氏が今なお発行済株式の68%を握り、流通株式比率は21.42%。グロース市場の上場維持基準である25%以上という条件を満たしておらず、2026年8月末までの適合を目指す。

Finboard

これまで流通株式とみなされていた事業法人が保有する株式が、直近の売買実績がないために流通株式とみなされなくなった。ちなみに第二株主はサイバーエージェント(8.7%を保有)で、2019年8月時点から持株数の変化がない。現在は仲氏および事業法人を協議を行っているという。

東証によれば、大量保有報告書などでの保有目的が「純投資」と記載される株式については流通株式と定義される。ただし、5年以内の売買実績が確認できるものに限る。

もしも仲氏が売却するとなれば株価へのインパクトも懸念だ。執筆時点での時価総額は113億円で、業績予想(2025年8月期)に対する株価収益率は約11倍にとどまる。加えて同社のバランスシート上には、45億円を超える現預金がある。今回は、そんなウォンテッドリーの現況について紹介する。

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