三菱自動車の業績(2015年度)

三菱自動車工業

三菱自動車は、子会社36社、関連会社20社から構成される企業グループで、自動車や自動車部品の開発生産および金融事業を展開している。

有名ブランド車種であるパジェロはパフェロ製造株式会社で生産するほか、関東三菱自動車販売株式会社などで販売を行う。

金融事業に関しては、MMCダイヤモンドファイナンス株式会社にて自動車のリース事業、販売金融を行なっている。

有価証券報告書より。ちょっと見にくい。

連結従業員数は、自動車事業に29555人、金融事業に0人としている。0人とは。。

全体の業績

三菱自動車の業績推移を見ると、2007年度には2.5兆円を超えていた売上が、2009年度には1.5兆円を割るまでに低下し、2015年度に2.2兆円まで回復している。

2008年度から2009年度にかけてはサブプライムショック及び極度の円高があったため、その影響と思われる。

生産と販売実績

三菱自動車の生産実績を見ると、国内の生産台数が65.2万台、海外での生産台数が55.1万台。車両の半分近くを海外で生産していることになる。

販売実績を額面で見ると、自動車が99%以上。自動車の販売台数は104万8314台だったとのこと。

事業の状況と今後の課題

三菱自動車では、2016年4月に車両の燃費試験について不正行為が行われていたことが発覚している。

その後、10月20日に日産自動車が三菱自動車に2370億円を出資し、発行済み株式の34%を握って筆頭株主となったことを発表した(どん底三菱を手に入れた日産ゴーンの「野望」)。その後、日産自動車CEOのカルロス・ゴーン氏が取締役に就任。

ゴーン氏の手腕が三菱自動車をどう立て直すかが、今後の見所ということができると思う。