株価急騰の「サイエンスアーツ」その事業モデルと成長戦略に迫る

株価急騰の「サイエンスアーツ」その事業モデルと成長戦略に迫る

サイエンスアーツ

東証マザーズに上場した「サイエンスアーツ」の株価が急騰している。先週から連日のようにストップ高が続き、時価総額は約300億円。2022年8月期の売上予想4.14億円に対し、72倍にものぼる金額だ。

同社が手掛けるのは、デスクレスワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」

デジタル社会で浸透したコミュニケーションツールは、LINEやメッセンジャーなどの(原則)個人向けか、SlackやZoomなどの(原則)業務用に分かれる。前者は万人を対象とするが、後者は「デスクワーカー」のためのツールである。

しかしながら、世界を見れば数として多いのは「デスク”レス”ワーカー」の方だ。サイエンスアーツによれば、全世界の労働人口に占める割合は実に80%。日本国内に限っても、47%にのぼるという。

今回の記事では、サイエンスアーツの沿革や事業モデル、成長戦略について紐解く。

サイエンスアーツの沿革

代表取締役の平岡秀一氏は1961年生まれ。1984年に日立西部ソフトウェア(現・日立ソリューションズ)へ入社した。もともとは営業志望だったがソフトウェアの研究開発部門に配属され、プログラミングが楽しくなってしまったという。

やがてマイクロソフトがPCで動くサーバ用OS 「WindowsNT」をリリースすると、開発したメイプログラマー、デヴィッド・カトラーの「闘うプログラマー」を読んだことがきっかけでマイクロソフトに転職。

マイクロソフトではコンサルティングを担当していたが、2001年には成毛眞氏が創業したインスパイアの取締役に。複数のベンチャー企業で役員を経験した後、2003年に自ら起業したのがシアンス・アール(現・サイエンスアーツ)だった。

サイエンスアーツでも当初はITコンサルティング事業として業務を開始するが、2007年にデータベース管理システム「ALTIBASE」を開始。大手医療機器メーカーや金融機関のFXシステムに採用されたが、今では新規顧客へのライセンス販売を終了、利用中顧客へのサポートのみとしている。

2015年に始めたのがスマートフォンIP無線サービス「Aldio(アルディオ)」だ。2018年には通信技術、翌年には映像配信技術について国内特許を取得。

2019年には社名をサイエンスアーツへと変更。「Aldio」もサービス名を「Buddycom(バディコム)」へと変更した。2020年には韓国、翌年にはシンガポールや中国での特許を取得している。

デスクレスワーカー向けツール「Buddycom」

現在メイン事業とする「Buddycom(バディコム)」は、デスクレスワーカーをつなぐライブコミュニケーションプラットフォーム。

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