Teslaの歴史

Teslaの歴史

テスラ


NASDAQへ株式上場(2010年6月)

2010年6月29日、Teslaはアメリカのナスダック市場に新規株式公開(IPO)を行った。公開初日は23.89ドルで取引を終えた。アメリカ自動車メーカーの新規株式公開は、1956年の米フォード以降初。

『Model S』出荷開始(2012年5月)

2012年5月22日、Teslaは『Model S』の出荷を開始した。『Model S』は4ドアのフルサイズセダンで、電気自動車のアーキテクチャを最大限に活用するためにゼロから設計された。

大規模リチウムイオン電池工場「Gigafactory」建設(2014年9月)

2014年9月4日、Teslaがパナソニックと建設を計画していた大規模リチウムイオン電池工場「Gigafactory」をアメリカのネバダ州で建設することを発表

記事によると、ギガファクトリーでは、『Model S』などに搭載されているリチウムイオン電池セルと、その電池セルを使った電池パックを大量生産する。2020年にはフル生産に入り、生産能力は電池パックで50GWh相当を目指すとしている。

『Model X』出荷開始(2015年9月)

2015年9月29日、Teslaは『Model X』の出荷を開始した。『Model X』は大人7名までの座席を備えた中型のSUVで、後部座席のファルコンウィング(上開きタイプのドア)が特徴的だ。この日のイベントでは、6名の顧客に鍵が手渡された。

『Model X』は2012年2月10日にモデルSに続く同社第3のEV車種としてプロトタイプが発表されていた。

SolarCity社を買収発表(2016年8月)

2016年8月1日、TeslaはSolarCity社を買収することを発表した。SolarCity社はElon Musk氏の従兄弟であるLyndon RiveとPeter Riveが率いる太陽光エネルギー企業だ。(同年11月17日に両社の株主が買収を承認

Teslaは2社のシナジーにより最初の1年で削減できるコストは1.5億ドルとなると見込んでいる。また、ハードウェアのコストと設置コストを削減し、生産効率を上げて顧客獲得コストを削減するとしている。

「Tesla, Inc.」に社名変更(2017年1月)

2017年1月31日、「Tesla Motors, Inc. 」から「Tesla, Inc.」に社名変更が行われた。

techcrunchによると、2016年の年末にはウェブサイトのURLが「Teslamotors.com」から「Tesla.com」に変更されており、同社のaboutセクションでは「単に自動車メーカーであるだけではなく、エネルギーのイノベーションの分野におけるメーカーでありテクノロジーとデザインの企業だ」と名乗っているとのこと。

『Model 3』出荷開始(2017年7月)

2017年7月28日より、カルフォルニア州フリーモントのテスラファクトリーにおいて『Model 3』の出荷を開始した。『Model 3』は4ドアの中型セダンで、量産向けの基本価格で製造可能にするために設計された。

Elon Musk氏が取締役会長を辞任(2018年9月)

ロイターの記事によると、Elon Musk氏がTeslaの株式非公開化についてツイートし、米国証券取引委員会(SEC)から訴えを起こされていた。Musk氏が罰金2,000万ドル(約22億円)と同社の会長職から退くことで、9月29日までに和解が成立した。今後3年間は会長職への復帰資格を失う。

「Gigafactory」を中国・上海に建設開始(2019年1月)

2019年1月7日、Teslaは上海市臨港産業区で新工場「Gigafactory(ギガファクトリー)」の建設開始を発表した。ギガファクトリーの総投資額は500億元(約8,000億円)に上る。

また、同年12月30日には同工場で『Model 3』の出荷がスタートし、初日は15台が出荷された。最終的には年間50万台のEV車を生産する能力をもつことになる。

Maxwell Technologies社を買収(2019年5月)

2019年5月16日、TeslaはMaxwell Technologies社の買収完了を発表した。Maxwell Technologies社は45年以上に渡りエネルギー貯蔵と電力供給ソリューションの開発、製造およびマーケティングを展開してきた企業。蓄電技術の一種であるスーパーキャパシタ(ウルトラキャパシタ)開発などを手がけている。

『Cybertruck』を発表(2019年11月)

2019年11月21日、全電動ピックアップトラック『Cybertruck』が発表された。『Cybertruck』には、シングルモーターRWD、デュアルモーターAWD、トライモーターAWDの3種類が用意されている。

techcrunchによると、シングルモーターRWDが3万9900ドル(433万円)、デュアルモーターAWDが4万9900ドル(542万円)、トライモーターAWDが6万9900ドル(759万円)となっている。

なお、発表イベントでは窓ガラスの高い耐久性を証明するために、鉄のボールを窓ガラスに投げる実演を行ったが、ガラスに大きなヒビが入ってしまった。

『Model Y』出荷開始(2020年3月)

1年前の2019年3月に発表された新型車『Model Y』の出荷をスタートさせたことを発表engadgetの記事によると、『Model Y』は小型クロスオーバータイプのEV。スタンダード、ロングレンジ、デュアルモーターAWD、パフォーマンスの4つのバージョンがあり、最も手頃なスタンダードの値段は3万9000ドル(約436万円)で用意されている。オプションシートで最大7人まで搭乗可能だ。