4月取扱高▲99%減のエイチ・アイ・エス:資金繰り悪化、どう生き残りを狙うのか?

4月取扱高▲99%減のエイチ・アイ・エス:資金繰り悪化、どう生き残りを狙うのか?

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大手旅行代理店のエイチ・アイ・エス(HIS)が2Q20決算を発表しました。

新型コロナウイルスの感染拡大により、旅行業界は非常に厳しい状況が続いています。

激しい環境変化の中で、HISはどうやって生き残りを図るのでしょうか。今回はそれをテーマに、決算資料を紐解いて行きたいと思います。

まずは、足元の状況を確認しましょう。

2Q20(3か月間)の売上高は1,447億で前年比▲24%減。営業損益は▲53億円で赤字転落となりました。想定されていたことではありますが、業績は大幅に悪化しています。

売上高は期初予想から▲940億円もの下振れ。営業利益は同じく▲110.7億円の下振れとなりました。

それでは、足元の状況について詳しく見ていきましょう。

4月の旅行取扱高は▲98.5%減

まずは、セグメント別の売上高について確認します。

大半を占めているのはもちろん「旅行事業」で、足元では売上1,242億円(前年比▲27.0%)にまで減っています。

周辺事業にも軒並み打撃があり、ハウステンボスは34億円(▲45.8%)、ホテル事業は26.7億円(▲14.7%)という結果に。

そのほか、バス運行などを手掛ける九州産交グループは売上54.6億円(+3.5%)、2017年より参入したエネルギー事業は77.2億円(+46.5%)と比較的堅調でした。

旅行事業においては、取扱高自体が激減するというどうしようもない事態に。

4月の旅行取扱高はわずかに6.95億円(前年比▲98.5%減)。中でも訪日旅行の取扱高は500万円で▲99.8%もの減少となりました。

海外旅行は4.65億円(▲98.8%)でやはり大打撃。国内旅行は▲95.6%で、他のカテゴリーと比べると「まだマシ」と言えないこともない状況です。

純キャッシュ、FCFともに▲1,000億円

言うまでもなく、これほどのトップラインの減少は、エイチ・アイ・エスの経営を危機的な状況に追い込んでいます。

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