今回は、注目の小売チェーン3社の決算を「スライド1枚」でスピーディにチェックするという記事を作ります。取り上げるのは「ジンズHD」「良品計画」「ローソン」の3社。
なお、セブン&アイHDやファーストリテイリング、ファミリーマートについては別記事で取り上げているので、そちらも併せてご覧ください!
まずは、メガネの「ジンズ・ホールディングス」です。
ジンズホールディングスの2019年度売上は619億円(前年+12.8%)、営業利益74.6億円(前年+22.9%)という結果になりました。
メインの「国内アイウェア事業」は売上482億円(前年+6.85%)、セグメント利益は72.4億円(前年+16.2%)という結果。
既存店増収率は3.6%と好調で、店舗数は昨年8月の349店舗から3.7%増えて362店舗となりました。
EC事業では売上17.4億円と、前年から17.2%の増収。売上構成比としては全体の2.8%と、まだまだ小さな水準。
好調の背景は、1本で簡単にメガネとサングラスをスイッチできる「JINS Switch」や、12,000円の価格帯で販売する「Combi Slim Airframe」などが好調だったことで、一式単価が上昇。
海外アイウェア事業は売上111億円(+53.8%)、セグメント利益が7,000万円から3.6億円へ増益という結果になりました。大幅増収の背景にあるのは、新たに連結範囲に追加した「台湾」事業です。
国内店舗数は来期、418店舗に達する計画。海外で大きいのが中国、そして台湾です。
2020年8月期の予想では、売上高681億円(+10%)、営業利益83億円(+11.3%)と増収増益を計画。中でも海外売上は135億円と、今期(111億円)から21.7%の成長を見込んでいます。
参考
株式会社ジンズホールディングス 2019年8月期 決算説明会
続いては、『無印良品』を展開する良品計画です。