SPAの登場〜D2Cの台頭まで!アパレル・サプライチェーンの歴史まとめ
ファーストリテイリング

近年、スマートフォンの普及によりネットで服を買う機会が増加しました。

その影響でD2Cと呼ばれる自社ECしか販売チャネルを持たないアパレルブランドなども存在感を高めています。

そこで今回は、アパレル業界のサプライチェーンの変化をまとめていきたいと思います。


従来のアパレル・サプライチェーン(メリット:分業による専門性 デメリット:情報格差)

まずは従来のアパレル・サプライチェーンから見ていきます。

従来の日本のアパレルの産業構造は、商社などの仲介業者が海外から材料を仕入れ、紡績メーカーや百貨店などの小売を通し、消費者に製品が届く仕組みでした。

この産業構造のメリットは、分業することによって各企業が専門性を活かすことができる点にあります。

一方、デメリットとしては分業されていることによって企業間の情報交換がスムーズに行われないということがあります。

情報交換が思うようにいかない結果、各企業は 独自の情報(思い込み)を元にし、商品の企画・生産。

それによって在庫が膨らんだり、機会損失するケースが多かったのです。

この在庫リスクを減少させるために存在した制度が委託販売という取引制度です。

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