前回、中国のスマート家電メーカー「Viomi」を取り上げました。
今回はViomiに引き続き、アメリカのスマート家電メーカー「Control4」についてまとめていきたいと思います。
Control4はウェスト、スミス、モルガンの3人によって創業されました。
ウェストとスミスはControl4を創業する10年ほど前に、IoTシステムの開発を手がけるPHAST社を創業。
PHAST社はその後AMX社に買収され、1997年にウェストとスミスはPHAST社を去ることになります。
二人がPHAST社を退職したのち、新たに創業した会社がSTSN社です。
STSN社はホテル事業者向けののためのインターネットプロバイダサービスを運営していました。
しかし、事業が成功していたのにも関わらず、ウェストとスミスはインターネットプロバイダ事業から撤退。
STSN社で培った技術を家庭にも応用させようとスマート家電メーカー「Control4」を2013年に設立します。
2004年にはアメリカのテックカンファレンスである「CEDIA」で新製品を発表。
2013年8月にナスダック市場に株式を上場しています。
まずはControl4の売上を見ていきましょう。
2010年の売上は7490万ドルほどだったのに対し、2017年の売上は2.4億ドルほどにまで増加しています。
2018年上半期の売上は1.3億ドルとなっています。
2016年の売上成長率は27.9%ほどだったのに対し、2017年は17.2%ほどに落ち着いています。
2018年上半期の営業利益は1410万ドルで、営業利益率は6.1%ほどとなっています。
堅調に売上を伸ばし、なおかつ営業利益率が上昇しているアメリカのスマート家電メーカー「Control4」は、一体どのようなサービスを提供しているのでしょうか。
Control4は、家庭向けに様々なスマート家電製品を販売しています。