「Tinder」親会社のMatch GroupやZendesk、New Relicなど!アメリカの気になるテクノロジー企業5社の決算まとめ

New Relic, Inc.

今回は、平日にカバーしきれなかった気になる海外テクノロジー企業の決算を5社ほどチェックしていきたいと思います。


Zendesk:有料アカウント数は12万近くに

まずはカスタマーサポートに関するSaaS(Software as a Service)を提供しているZendeskです。

業績推移を見ると、売上高は4億3049万ドル、営業損失は1億1464万ドルとなっています。

売上高は前年から37.9%成長しており、営業損失は売上に対して33.4%から26.6%に改善しています。

2020年に10億ドルの売上高を達成することを目標としているとのこと。

2017年成果として、11万9000もの有料アカウント、2000人の従業員、1万ものアプリでSDK(Software Development Kit)が利用されていることなどをあげています。

1年の中で最も買い物されると言われるブラックフライデーからサイバーマンデーまでの4日では、顧客のサービス上で4億人もの訪問者がZendeskのチャットウィジェットを利用。

2018年の注力としては、「小規模で小回りの利くスタートアップだけではなく、より大きな企業のデジタル・トランスフォーメーション(IT化)を推進していく」とのこと。

大企業がデジタルの重要性を深刻に受け止めている中で、Zendeskも大きな顧客を獲得していきたい構えのようです。

中でも「オムニチャネル(モバイルや店舗など、あらゆる販売チャネルで顧客にリーチする形態)」に注力し、顧客企業が簡単にオムニチャネル化を推進できるようなソリューションを提供するとのこと。

2018年の売上は5億5500万ドルから5億6500万ドル(29-31%成長)、営業損失として1億1300万ドルから1億1800万ドルを想定。

時価総額は現時点で40億ドルほど。

総資産は5.6億ドルで、そのうちおよそ2.5億ドルが現金同等物は短期投資などの手元流動資金です。

借入金などは特にないようなので、企業価値(EV)はざっくり37.5億ドル(40-2.5)ほどということになります。

営業キャッシュフローはとっくにプラスになっており、2017年には4210万ドルを稼いでいます。それに対して設備投資などの合計が2392万ドルなので、フリーキャッシュフローは1818万ドルほど。

なぜこういうことが起こるかというと、現金流出を伴わない株式報酬が多いからですね。


Match Group:Tinderの定期課金者数が倍増

次に、「Tinder」をはじめとしたマッチングサービスを多数展開しているMatch Groupです。

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