どんな環境でも成長?"オールウェザー"を標榜する「Uber」の事業モデル
ウーバー(Uber)が2月10日、投資家向けのイベント「インベスターデイ」を開催。三時間にわたるイベントで、各部門の責任者が戦略を語った。
言うまでもなく、ウーバーは2010年代を代表するベンチャー企業の一つだった。創業者トラビス・カラニックのもとでは問題が絶えなかったが、現CEOのダラ・コスロシャヒがトップを継いでからは、すっかり「大人の会社」になった印象だ。
コスロシャヒのもと、ウーバーは2四半期連続で調整後EBITDA黒字を実現。株式市場が「グロースからバリューへ」移っていると言われる中、収益性の改善をアピールする。
ウーバーが対峙する市場は巨大だ。モビリティとデリバリーの両軸により「オールウェザー」、どんな経済環境下でも成長できる事業ポートフォリオを持つと豪語する。パンデミックで課題が浮き彫りになった物流領域でも、着々と打ち手を進める。
掲げるキーワードは「Go Anywhere, Get Anything」。ウーバーが実現をめざすプラットフォームとは、一体どのようなものだろうか。今回の記事では、重要ポイントをピックアップしてご紹介する。