Roku 4Q決算:広告成長つづく、動画配信戦国時代で「漁夫の利」的存在に
テレビでストリーミングコンテンツを視聴できる米企業「Roku」が2月18日、2020年10〜12月期決算を発表した。
NetflixやDisney+を中心に、動画配信事業の競争は激化している。その中で、一層違うポジションにいるのがRokuだ。
Rokuのストリーミング端末は、一度購入すれば無料で視聴できる。主な収入源は「広告」で、Netflixなどに視聴者を送客する立ち位置。有料配信の競争激化は、Rokuにとって「漁夫の利」に近い状況を作り出す。
2020年10〜12月におけるRokuの売上高は6.5億ドル(前年比58%増)。営業利益は6,515万ドルと連続での黒字を記録した。
2020年は巣ごもりによって動画コンテンツの視聴時間が大きく伸長。Rokuにとっては大きなマイルストーンとなった。
Rokuが狙うのは、米国を中心とした巨大な「テレビ広告」市場。海外展開への注力も進める。足元の動向について、発表されたばかりの決算内容をもとに確認していこう。
Rokuは「将来、全てのTVコンテンツはストリーミング型になる」という強い信念のもと、事業を推進している。