ハンドメイドECの老舗「クリーマ」が東証マザーズ上場へ

ハンドメイドECの老舗「クリーマ」が東証マザーズ上場へ

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2020年10月23日、ハンドメイド品のマーケットプレイスを手掛ける「クリーマ」が東証マザーズへの新規上場を承認された。上場予定日は11月27日となっている。

2020年2月期、年間の売上高は15億円を超えるまで拡大した。そして今年度、上半期時点で10億円を上回った。経常利益も上期で2.4億円と、前年までの業績を大きく上回っている。

ハンドメイドECといえばGMOペパボの『minne』も有名だ。minneのサービス開始2012年の1月。一方の『Creema』は2010年5月に提供をスタートしている。

先行してハンドメイド品のマーケットプレイスを先行して開始したクリーマとは一体どんな会社なのだろうか。開示された上場申請書類を中心に紐解いてみよう。

サービス開始は『minne』に先行

クリーマの創業者は、クリエイティブディレクターも務める丸林 耕太郎氏。慶應大学に在学していた頃、プロとして音楽活動に励んでいた。

一般にアーティストの世界では、才能があっても、努力をしても報われるとは限らない。ある企業経営者との出会いから、一人の音楽家としてではなく事業を通じて社会を変革していこうと決意することになる。

2004年にインターネット広告代理店の「セプテーニ」に入社したあと、2009年3月に「赤丸ホールディングス」を設立した。これが現在のクリーマである。

クリーマというサービス名には「クリエイターズ・ニュー・マーケット」という意味が込められる。丸林氏には「21世紀型の一大コングロマリットをつくる」という目標があるという。

2020年8月にはタレントの千秋さんが創業したハンドメイド関連サービス「ハローサーカス」を事業譲受。ハローサーカスは2013年1月に開始し、期間限定のコンセプトショップとして日本各地を回っている。

過去のインタビューによれば、『Creema』事業を立ち上げるのに業界研究やマーケティングは「一切やらなかった」という。市場成長を見込んでの参入ではなく、志ありきでのスタートだった。

巣篭もりで流通額にも追い風

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