バークシャーが投資した「HP」ここ20年の経緯と足元の動向まとめ

バークシャーが投資した「HP」ここ20年の経緯と足元の動向まとめ

HP Inc.

ウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイがコンピュータ企業「HP」に42億ドルもの出資を行なっていたことが2022年4月の開示によって明らかになった。

この事実が報道されると、HP社の株価は一時急騰。瞬く間に6.5億ドルもの含み益を得たことなどがメディアによって取り沙汰された。

市場全体が軟調となる中、その後のHP株価は落ち着きを見せた。時価総額は目下400億ドル。株価収益率(PER)10倍に満たない、いわゆる「バリュー株」である。

バークシャーは2016年にAppleへの投資を行い、信じられないようなリターンを叩き出した。意思決定者がバフェット自身であるかはさておき、彼らが出資したというだけで注目は集まる。

今回の記事では、そんなHPが現在どのような状況にあるかを決算資料をもとに紐解く。あわせて、歴史あるHP社がなぜ今のような業態に落ち着いたかについても改めてご紹介したい。

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