Roku 2Q決算:巣篭もりで視聴加速、広告市況逆風でも堅調、新たな取り組みも
米Rokuが8月5日に発表した2020年4〜6月期決算は最終損益が4,315万ドルの赤字だった。前年比で損失額は拡大している。
四半期売上は3億5,607万ドルで前年比42.4%の増収。前四半期までと比べると売上成長率は鈍化している。同じく営業損失は4,221万ドルの赤字となった。
これまでRokuは米国最大のTVストリーミング端末として急成長を続けてきた。メインの収益モデルは「広告」であり、課金を主力とするNetflixとはまた違った市場を獲得しようとしている。
足元ではコロナ拡大によって広告市況が急変、Rokuにも一定の影響をもたらした。しかし、結果としては広告産業全体を大きく上回るトレンドで、Rokuの強さも表れる形となっている。
Rokuは視聴時間で米国最大のTV配信プラットフォームだ。『Roku TV』や差し込み型のプレイヤーを使えば、基本無料で多くの配信を視聴することができる。