eBay 2Q決算:事業者のオンライン転換加速、苦戦のクラシファイド事業は売却へ
世界最大級のCtoCマーケットプレイス「eBay」が2020年2Q決算を発表しました。
業績推移を見ると、2018年の後半から売上成長が停滞。2020年2月にはオンラインチケットの二次流通を扱う『StubHub』を売却し、売上規模は減少。
結果論ではありますが、この決定はeBayにとって大正解だったと言えそう。コロナ禍によるイベント停止によるダイレクトな悪影響を免れ、Eコマース需要の急伸による追い風を一身に受けることができました。
4-6月における四半期売上は28億6,500万ドル(前年比18.2%増)、営業利益については8億2,100万ドル(同47.1%増)と、久しぶりの大幅増益を実現しました。
6月初週には前回決算時に発表したガイダンスを上方修正し、売上/EPSともに修正予想をさらに上回る結果で着地。
コロナ禍に伴うオンラインシフトの恩恵を受けているeBay。事業売却など大きなニュースもあった今四半期の決算発表にキャッチアップしていきます。
ここ5年の売上推移を見ればわかる通り、eBayの取扱高はここ数年、停滞感が漂っていました。