「最初のツイート」として有名なジャック・ドーシーの投稿がある。
https://twitter.com/jack/status/20
この投稿がされたのは2006年の3月21日の12時50分。米国西海岸の時間に変えてある。歴史的なツイートだ。
ここで、あることに気がついた。URLだ。
上記のURLを見ると、「https://<ドメイン>/<ユーザID>/status/<投稿ID>」となっている。投稿IDはかなり小さい数字だ。確認してみると、最近のツイートの投稿IDはどれもものすごくでかい数字になっている。
もしかして、これって連番なんじゃないか?試しに番号を一つ加えてみると、
https://twitter.com/biz/status/21
同じくTwitterの共同創設者の一人であるビズ・ストーンの投稿にたどり着いた。ユーザIDはわざわざ転送してくれた。どういう目的でこうなってるのかわからないが、リツイートの多さを見ると同じ目的で探った人はかなりいそう。
逆に、20番未満の投稿IDを試して見ると、一つも投稿が見つからなかった。まず連番で投稿IDが割り振られていると言って良さそう。
つまり、番号を足して行けば、Twitterの公開直後の雰囲気を肌で感じられるんじゃないか?
ということで、やってみたところ、なかなか面白かったので、特に印象に残ったツイートを9つほどピックアップする。
https://twitter.com/noah/status/22
共同創設者の一人であるノア・グラスの投稿。このメッセージは最初は勝手にやってたのかな。それかチュートリアルとか。今でもあるか。
2. ジャック・ドーシー「同僚を招待してる」
https://twitter.com/jack/status/29
こうやって始まったんだなあ。
https://twitter.com/biz/status/30
https://twitter.com/jack/status/35
domってなんだ?Document Object Modelか?と思ったけど、友達の名前らしい。
https://twitter.com/dom/status/38
https://twitter.com/timroberts/status/39
この人もオデオ社のメンバーだったのかな。初めからアジャイルにスプリント組んで開発してたんだなあ。スプリントというのは、ソフトウェアの開発計画を立てる上での一つの単位で、「次のスプリントでは、これとこれを追加しよう」のように使われる。通常、一つのスプリントは2週間ほどなので、着手から公開まで1ヶ月半前後と推定される。爆速ローンチ。
https://twitter.com/biz/status/40
腹が減ったらしい。「sammich」はサンドイッチとのこと。
https://twitter.com/dom/status/43
フォロー機能は最初からあったんだな。
https://twitter.com/jack/status/51
と、最初のツイートからここまでで50分くらいである。これだけでTwitterの創業期の雰囲気がつかめたと言えるのかは正直よくわからないが、みんなジャック・ドーシーが言うところの「今の状況をシェアする」ノリで使っていたこと、Twitterの成功で一番儲かったはずのエバン・ウィリアムスはあんまり関わってなかったんだなというのはわかった。
*オデオ社はTwitter社の前身となる会社。Twitterを出すまで別のサービスを開発しており、Twitterはサイドプロジェクトだったそうだ。エバン・ウィリアムスが創業者で、2社目のスタートアップだったこともあり、Twitter社の大株主となった。