FacebookQ1決算:旅行・自動車を中心に需要激減、IT領域は底堅い
Meta Platforms, Inc.

「Facebook」が4月29日、1Q決算を発表しました。

売上高は177億3,700万ドル(前年比+17.6%)、営業利益は58億9,300万ドル(同+77.7%)。大幅な増益となりました。(前年はFTCとの和解金で30億ドルを費用計上)

Googleと同様、Facebookもインターネット広告の大部分を握っている会社です。eMarketerによると、二社合計の米国でのシェアは60%超え。対抗できる可能性がありそうなのはAmazonだけです。

GoogleとFacebookの業績は、景気後退局面でインターネット広告市場がどう推移するのかを計る上で、より重要な指標になると言えます。

今回は、足元でFacebookがどんな状況にあるのか、決算報告の内容を整理します。(ザッカーバーグの発言についても、特記すべき点があれば改めてまとめます)

ユーザー利用には(一時的な)追い風

まずは大まかな事業数値を把握します。

他のインターネットサービスと同様、パンデミックによる自宅待機の増加は、Facebookのサービス利用についても拡大につながりました。

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