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2023年6月5日(月) 新規登録
Strainer

おはようございます。 ソニーグループが先月、金融事業の上場を前提にしたスピンオフ検討の開始を発表し、市場関係者の注目を集めています。

国内では2017年に「スピンオフ税制」が打ち出されましたが、上場企業では一件しか使われていません。今年度の改正で親会社に持分を残す「パーシャルスピンオフ」が可能になり、今回の検討につながったようです。

2024年にAI搭載PCを発売へ?HP CEOが語る「AIがパソコン産業を変える」理由とは

開示資料より作成

パソコンやプリンタの販売で知られるHP Inc(HPQ)が5月30日、2023年2〜4月期決算を発表。利益水準は市場予想を上回ったものの売上高が下回り、翌日の株価は下落した。

「生成AI」の盛り上がりが関連する半導体需要に過熱感を与えた一方、パソコン市況は依然として低調だ。2021年までは個人から法人まで「巣ごもり特需」があった。その反動が出ていると考えれば、ごく自然な結果とも言える。

株価も低調だが、同社のエンリケ・ロレスCEOは前向きだ。年初に宣言した通り「コントロールできること(=コスト管理)」「長期的な成長戦略に則した打ち手」の二点を推し進める。

ロレスCEOは、生成AIの盛り上がりはパソコン産業とも決して無縁ではないと主張を展開する。今回の記事では、依然として逆風が続く中で経営陣が何を考え、どんな打ち手を進めているかを紹介する。

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意外にホット?ストックフォトサービス「Shutterstock」はAI時代にどう変わる?

開示資料より作成

Webマーケティングに携わる方なら、Getty ImagesやShutterstockを利用したことがあるかもしれない。ともに老舗のストックフォトサービスで、画像素材などを購入し、利用することができる。

当然ながら、写真や動画素材には権利者が存在する。一方、記事を伝わりやすくしたり、広告効果を高めるにはデジタル素材の活用が欠かせない。そんな時にShutterstockなどを使えば、魅力的なクリエイティブをすぐに活用できる。

こうしたプラットフォームについて、次のように感じる方はいないだろうか。

話題沸騰中の「画像生成AI」では、テキストを入力するだけで様々な画像を作り出せる。どんなクリエイティブも自在に生成できるとなれば、ストックフォトサービスの需要は減ってしまうかもしれない。

Shutterstockの業績は、これまで堅実な成長を続けてきた。株価は2023年2月までにかけ急騰したが、その後は再び下落。足元の時価総額は約18億ドル、株価収益率は20倍をやや上回る程度だ。

生成AIによる変化は始まったばかりで、今後どうなるか不確定なことも多い。しかし、それが一部の企業に大きな影響を与えうるのは確かだ。今回はその象徴的な存在と言えるShutterstockについて改めて紹介する。

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栄華去りし半導体メーカー「インテル」米国最大のファウンドリとして復活できるのか?

開示資料より作成

NVIDIAをはじめとする半導体メーカーが、市場からの喝采を浴びている。そんな中、なんとも世知辛い状況に陥っているのがインテル・コーポレーションだ。

現代を生きる社会人の中で、その名を知らない人はほとんどいないだろう。20世紀末から21世紀の初めにかけ、コンピュータの飛躍的普及を支えたのが他ならぬインテルという会社だ。

業界を代表する存在である同社が、なぜ凋落してしまったのか。その理由は、テクノロジー業界ではさほど珍しくもないものだ。

インテルはパソコンCPUの設計・製造・販売で強大なシェアを誇った。しかし2010年頃からスマートフォンが急速に普及し、AI技術が劇的な発展を見せた。そこで主要なシェアを握ることができないまま、AppleなどがArmベースで自社チップを作る動きも目立つようになった。

同社は垂直統合モデルを売りにしてきたが、半導体産業の急激な発展についていくことができなかった。NVIDIAやArm、TSMCなど、現在繁栄している半導体企業は全て水平分業に徹している。そうでもしない限り、競争優位を保ち続けるのが難しかったのである。

東京ガールズコレクションの「W TOKYO」が新規上場へ!有観客と地方開催で急伸

開示資料より作成

東京ガールズコレクションの企画運営元であるW TOKYOが5月26日、東証グロース市場への新規上場を承認された。上場日は6月29日を予定している。

同社の業績推移もまた、コロナ禍からの力強い復調を示すものだ。2022年6月期に黒字回復を果たし、今期は売上高35億円、経常利益5.7億円を予想。コロナ前の水準を大きく上回る利益水準を見込んでいる。

グロース市場に上場するからには、売上・利益の持続的な成長を果たし続けなければならない。ファッションショーの開催だけでは難しいようにも思えてしまうが、同社はそれをいかに実現しようとしているのか。そこでは「情報発信力」と「地方創生」、はたまた「Web3」というキーワードも並ぶ。

理美容業界のDXで躍進 なぜ非業界出身者の立ち上げたサインドが成長できたのか 

Strainer

髪を切りたいと思うとき、ヘアサロンで予約をする人は多いだろう。ただ、予約方法は予約プラットフォームやSNS、店舗のWebサイトやアプリ経由、あるいは電話とさまざまだ。

そうした理美容室における業務の一元管理を行うクラウド型のプラットフォーム「BeautyMerit」で成長してきたのがサインドだ。

理美容サービス業界では3.7兆円のマーケットがあるが、その中で1%のシェアを取っているチェーン店が存在しない。そうした市場の中で、同社は一元管理分野でナンバーワンシェアを誇る。

サインドの代表取締役社長である奥脇隆司氏は、理美容業界の出身者ではない。今回は奥脇氏にインタビューし、業界理解の深め方や、事業の拡大ができた要因分析とともに、今後の成長戦略を聞いた。

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グローバル5000万ユーザーの『Dead by Daylight』をヒットに導いた“世界中にファンを作る方法”とは

Behaviour Interactive

グローバルでヒットしたサバイバルホラーゲーム『Dead by Daylight』(以下、DbD)をご存じだろうか。日本では『デドバ』等と略され、本田翼氏や狩野英孝氏など多くの芸能人がゲーム実況プレイをしている。そのため、動画で見たことがある人もいるかもしれない。

「かくれんぼ」と「ホラー」という2つの要素を組み合わせたゲームで、さまざまなホラーコンテンツとのコラボレーションを行っている。世界のレジェンドといわれる殺人鬼のIPをゲームに取り込んだことでも注目された。日本では『リング』の貞子が登場したこともある。

今やDbDは約240の国と地域で5,000万ユーザーを誇るゲームタイトルとなったが、カナダのゲーム開発会社・Behaviour Interactive(以下、Behaviour )が、当初30人のチームで作った小さなプロダクトだった。

彼らはどうやってゲームを世界規模に育てることができたのか。どのようにビジネスモデルを構築し、それぞれの国で成長させていったのか。また、他のゲームとどこが違ったのか。

今回はBehaviourで『Dead by Daylight』パートナーシップ責任者を務めるMathieu Cote氏にインタビュー。現在に至るまでの成長の軌跡を辿った。

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