Nano X Imaging Ltd【NNOX】

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「世界中にX線を」と掲げたNanox——その看板装置が、ほとんど売れていない

「世界中にX線を」と掲げたNanox——その看板装置が、ほとんど売れていない

Nanoxが発表した2026年1〜3月期決算は、ある矛盾を映し出しています。安価な画像診断を世界へ届けるという理想は明快で、その技術はすでに実機として動いています。それでも会社を支えているのは、看板である画像診断装置ではありません。売上は前年同期から増えた一方、最終損益は1,430万ドルの赤字でした。 エレズ・メルツァーCEOは、その隔たりを率直に認めます。「商業化は2年前に計画したほど速くは進んでいません。それでも、中核となる製品群の最終的な成功を確信しています」。理想を掲げながら、計画とのずれを認めたうえで自信を示す。確信と現実をどう埋めるのかが、今回の決算の核心です。 この四半期は、結果よりも仕込みの色が濃く出ました。販売代理店との連携づくりや主要施設での実績づくり、組織のスリム化に力点が置かれています。契約や引き合いは積み上がる一方、それが収益に変わるまでには間があります。土台を組み直す局面にある、というのが実情です。

「契約は最大約400台。しかし装置売上は4.9万ドル」— 医療画像ベンチャー Nano-X Imaging決算が映す、契約と実売上のギャップ。

「契約は最大約400台。しかし装置売上は4.9万ドル」— 医療画像ベンチャー Nano-X Imaging決算が映す、契約と実売上のギャップ。

「展開のペースに満足していない」——同社CEOのエレツ・メルツァー氏は2025年10〜12月期決算説明会でそう語りました。 Howard Industriesなどとのパートナー契約を2〜3年で累計約400台規模に広げた一方、同四半期の全体売上は370万ドルにとどまり、2026年通期目標3,500万ドルへの道筋は下半期に集中する構えです。 決算から、契約と実売上のギャップ、ビジネスモデルの軸足移動、2026年目標の現実性を整理します。