| 0年0月 | 量子ドットレーザは、半導体レーザの活性層(発光部)に半導体のナノサイズの微結晶である量子ドットを使用したレーザです。温度安定性に優れ(-40℃から120℃の範囲でレーザ動作特性が殆ど変化しません)、高温にて動作可能です(200℃以上でも動作します)。波長1300nm帯でレーザ発振するためデータ通信用に用いられます。量子ドットレーザをシリコンに融合させて(フリップチップ接合またはウェハ接合を行っております)、光源とすることでシリコンフォトニクス光源となります。量子ドットレーザはこのシリコンフォトニクス光源として最も優れており、光コネクタ、チップ間インターコネクトやLiDARへの適用・検討が進められております。その理由は、1)高温のCPUの近くでも安定して動作する、2)ノイズに強く部品点数を削減・低コスト化できる、3)高温度で動作させても長寿命である、の3点です。光通信で用いられる通信用インジウムリン系半導体レーザではこれらに対しては対応不能です。 |
| 2006年4月 | 富士通株式会社と三井物産株式会社のベンチャーキャピタル資金を活用して、富士通株式会社の量子ドットレーザ(※1)技術に基づく光デバイスのベンチャー企業として、東京都千代田区に株式会社QDレーザ(資本金10,020千円)を設立 |
| 2006年6月 | 国立大学法人東京大学と「量子ドットの結晶成長技術(※2)に関する研究」で共同研究契約締結 |
| 2010年4月 | 業務拡大に伴い、本社を神奈川県川崎市川崎区に移転 |
| 2010年9月 | 光通信用1240-1310nm 量子ドットレーザを世界で初めて実用量産化し、QLF1339シリーズとして商品化 |
| 2011年4月 | 単一モード発振特性(※3)に優れた1030-1180nm 材料加工・センサ用DFBレーザをQLD106xシリーズとして商品化 640-785nm 高出力レーザ(モニタPD付き)をQLF063xシリーズとして商品化 |
| 2012年1月 | ISO9001認証取得 |
| 2013年3月 | 532, 561, 594nm 小型可視レーザモジュールをQLD0593シリーズとして商品化 |
| 2014年2月 | 1064nm 400mWのDFBレーザモジュール(※4)開発 |
| 2014年4月 | 波長1μm帯DFBレーザモジュール搭載ピコ秒パルスドライバーボードを商品化 |
| 2015年9月 | 臨床試験実施の目的で、ドイツエッセン市に非連結子会社QD Laser Deutschland GmbH(資本金25,000EUR)を設立 |
| 2018年7月 | 網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA Display」販売開始 |
| 2019年10月 | 網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA DisplayⅡ」発表・受注開始 EN ISO13485認証取得 |
| 2019年12月 | 網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA DisplayⅡ」販売開始 |
| 2020年1月 | 網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA メディカル」が新医療機器として製造販売承認を取得 |
| 2021年2月 | 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 |
| 2021年3月 | 医療機器 網膜走査型レーザアイウェア「RETISSA メディカル」販売開始 |
| 2021年10月 | 小型マルチカラーレーザとドライバのサンプル販売開始 |
| 2022年1月 | 当社の走査型網膜投影デバイスの画像品質全般の評価方法がIEC 62906-5-5:2022として発行 |
| 2022年4月 | 東京証券取引所の市場区分の見直しによりマザーズ市場からグロース市場へ移行 |
| 2022年8月 | 網膜投影製品の販売目的で、米国デラウェア州に非連結子会社QD Laser America,Inc.(資本金10,000USD)を設立 |
| 2023年2月 | 眼の健康チェックツール「RETISSA MEOCHECK」販売開始 |
| 2023年3月 | 網膜投影型ビューファインダー「RETISSA NEOVIEWER」、網膜投影型拡大読書器「RETISSA ON HAND」国内販売開始 |
| 2023年7月 | 網膜投影型ビューファインダー「RETISSA NEOVIEWER」米国販売開始 |
| 2024年3月 | 網膜投影型拡大読書器「RETISSA ON HAND」米国販売開始 |