東南アジアの配車・デリバリー大手Grabが狙う、AI時代の「実行レイヤー」とは?
配車やデリバリー事業をアジア圏で手がけるグラブ(Grab Holdings)は今、AIを軸に事業の輪郭を描き直しています。東南アジア8市場で取引データを積み上げ、ドライバーや加盟店からなる物理的な配送網を持っています。
この2つを結びつけ、独自のAI基盤へと自らを作り変えつつあります。その手応えは数字にも表れ、オンデマンドのGMVは前年比24%増、調整後EBITDAは17四半期連続で拡大しています。変化の波は、ドライバーや加盟店の現場から、自動運転やEVへの取り組みにまで及んでいます。
AIエージェントの「実行レイヤー」を狙う
グラブは「GrabX」というイベントで、13個の新しいAI機能を発表。アンソニー・タンCEOは、これらを使って外部のAIインターフェースを新たな成長エンジンに変えると述べました。ここでいう「外部のAIインターフェース」とは、ChatGPTのような汎用AIのことを指します。