クレジットカード発行で全米3位のCapital Oneが発表した2026年第1四半期(1〜3月期)決算は、純利益22億ドル(調整後EPSは4.42ドル)となりました。約350億ドルを投じたDiscoverの買収効果が本格的に反映され、カード事業の売上・信用指標ともに好調な滑り出しです。 株価・出来高チャート リチャード・フェアバンクCEOは「我々は創業以来、オーガニック成長を軸にした企業であり続けてきた」と述べました。巨額買収の直後にあえて自律成長を強調した背景には、同社ならではの統合哲学があります。 好調な決算の陰で、同社はある異例の選択を進めています。約350億ドルで手に入れたばかりの事業を「意図的に縮小させている」のです。しかもその裏では、別の数十億ドル規模の買収や事業の内製化も同時に動いています。
米国消費者ローン関連企業の第五弾は「キャピタルワン・フィナンシャル」。クレジットカードのイシュアとして代表的な企業の一つである。 折しも先月、ウォーレン・バフェットの経営するバークシャーハサウェイが同社に出資したことが明らかになった。自分が注目していた領域に同社も注目していた(?)と思うと、悪い気はしない。 もっとも、その性質は過去に紹介したレンディングクラブやディスカバー・フィナンシャルとは幾分異なる。二社が「高い金利で預金を集め、もっと高い金利で貸す」商売とすれば、キャピタルワンは「低金利で集め、そこそこの金利で貸す」。 独立企業になったのは1994年だが、クレジットカードイシュアとしての歴史はさらに長い。創業者とされるが「雇われ経営者」のリチャード・フェアバンクが今なお会長兼CEOとして経営を担うのも特徴的だ。
(前回の続き) クレジットカードの歴史を考える上で欠かせないのが、テクノロジーの発展です。
キャピタルワン・フィナンシャルは米国ニュージャージー州に本社をおく銀行持株会社で、クレジットカードやローン、投資などの多様な金融サービスを提供しています。