コロプラ 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 1078億3600万 円
銘柄コード 3668(市場第一部(内国株))

株式会社コロプラは東京恵比寿に本社をおく企業。2003年、馬場功淳氏が個人で「コロニーな生活」を開始。2008年に株式会社設立。2012年東証マザーズ、2014年東証一部に上場。現在も国内・海外へのモバイルゲームアプリの配信を主な事業とし、主要タイトルは「白猫プロジェクト」「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」など。VR分野への関心も深く、2014年にはOculus Rift向けアプリ『the射的! VR』を配信開始するほか、2016年COLOPL VR Fundを設立。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

株式会社コロプラ(COLOPL, Inc.)は東京恵比寿に本社をおく企業。

2003年、馬場功淳氏が携帯電話の位置情報送信機能を利用したゲームアプリ「コロニーな生活」を個人事業として開始。2005年に改良版の『コロニーな生活☆PLUS』を提供開始。2008年に株式会社を設立した。

2012年東証マザーズに上場し、2014年東証一部に市場変更。

国内・海外へのモバイルゲームアプリの配信を主な事業とし、主要タイトルは『白猫プロジェクト』『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』など。VR分野にも事業展開しており、2014年にはOculus Rift向けアプリ『the射的! VR』を配信開始するほか、2016年COLOPL VR Fundを設立した。

コロプラグループは「Entertainment in Real Life〜エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく〜」を掲げ、エンターテインメントを通じ、人々の何気ない日常をより豊かにすることを目指している。また、それを実現するために「どの時代においても、沢山のユーザーに受け入れられる、新しいエンターテインメントをつくり続ける」というビジョンを掲げている。

事業内容

コロプラの展開事業はモバイルサービス事業のみ。提供サービスは「国内モバイルゲームサービス」「海外モバイルゲームサービス」「VRサービス」「その他のサービス」の4つに分類される。国内モバイルゲームでは『白猫プロジェクト』などのスマホアプリを展開している。また、VRサービスでは『TITAN SLAYER』などのゲーム提供、VRの関連企業への投資及び360度動画の配信を行っている。

国内モバイルゲームサービス

主力は『白猫プロジェクト』『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』『白猫テニス』といったスマートフォン向けネイティブアプリだ。

性質の異なるゲームアプリを複数展開していることが特長かつ強みとしている。毎年複数のタイトルを提供し、多くのヒットタイトルを生み出すことで、売上の「層」が積み上がってゆく「積上型の売上モデル」を目指している。

多くのタイトル、また登場するキャラクターはコロプラグループの内製であり、いわゆるIP(知的財産権)のほどんどはコロプラ帰属となっている。今後はIPを活用したビジネス展開についても推し進めていきたいとのこと。

海外モバイルゲームサービス

海外向けにモバイルゲームアプリを配信している。配信エリアは主に英語圏及び東アジアで、徐々に拡大している。

配信方式は、コロプラが直接配信を行う「自社配信方式」と、海外現地事業者を配信パートナーとする「パートナー配信方式」の2つに分かれる。「自社配信方式」は売上のすべてがコロプラに計上されるが、プラットフォーム使用料や広告宣伝費はコロプラ負担となる。一方の「パートナー配信方式」は、一定の料率分がコロプラに売上計上される。プラットフォーム手数料はパートナー負担となり、また広告宣伝もパートナーが行うため、売上の多くが利益となる。

それぞれの配信方式ともに一長一短あるため、各エリアに適した方式を選択している。

VRサービス

現在『TITAN SLAYER』などのゲーム提供、VRの関連企業への投資及び360度動画の配信を行っている。VR市場の成長に合わせ、ゲームタイトルを充実させ、ゲーム以外の分野への積極的な展開を推進していく計画だ。

その他のサービス

主に全国の自治体や鉄道会社といった事業者向けの位置情報活用を目指すサービス『おでかけ研究所』、スマートフォン特化型リサーチサービス『スマートアンサー』などを提供している。

経営戦略

コロプラグループは、業績のブレの少ない安定した継続成長を実現するため、多方面にわたる3つのポートフォリオ戦略を推進していく。なお、収益性と資本効率の向上を図るため、ROE(自己資本当期純利益率)を経営指標に定めている。

コンテンツポートフォリオ戦略

ゲームを複数のジャンル・モチーフへと分散、ゲーム以外の様々なカテゴリーへとサービスを分散させることで多様なユーザーにリーチし、収益の安定化を図っていく。

国内モバイルゲーム市場では、良質なゲームを提供し続けることでアドバンテージを維持しつつ、コア層にも好まれる高度に作り込んだゲームや、中高年層にも好まれるスポーツゲーム、他社IPを活用したゲームなど幅広いジャンルで展開し、最適なコンテンツポートフォリオの構築を目指す。

地域ポートフォリオ戦略

エンターテインメントを「面白い」と感じる尺度の違い、通信インフラや所得水準の差異など、価値観や成長段階が異なる地域に世界展開することで多様なユーザーにリーチし、収益の安定化を図っていく。

海外モバイルゲーム市場では、自社で直接配信する方式や、現地パートナー企業への委託配信による方式など、地域ごとに最適な方式を選ぶことで世界展開を目指している。海外マーケティングや海外開発体制の強化を図り、いずれは地域ごとのユーザー特性に応じた独自のサービスを開発・提供することで、より精緻な地域ポートフォリオの構築を目指す。

デバイスポートフォリオ戦略

技術や環境の変化とともに、次々と誕生する新しいデバイスやプラットフォームの将来性に注目、即座に対応してゆくことで多様なユーザーにリーチし、収益の安定化を図っていく。

特に将来性の高いVRを具現化するHVD(頭部装着型表示端末)向けサービスに力を注ぎ、様々な開発実験を行っている。そしてスマートフォン市場の継続的な拡大を見込み、これまでにない画期的なユーザー体験をもたらすVR市場の拡大を見据えて準備を進めていく。

有価証券報告書(提出日:2019年12月23日)