事業内容
クラウディアホールディングスは、持株会社として14の連結子会社を擁し、主にブライダル関連の事業を展開しています。事業は大きくホールセール事業部門とコンシューマー事業部門に分かれています。
ホールセール事業部門では、婚礼衣裳の企画、製造、卸売、そして貸衣裳店向けのレンタル事業を行っています。主要な子会社には、株式会社クラウディアと株式会社二条丸八があり、これらの会社は婚礼衣裳の企画・製造を担当しています。また、海外では青島瑪莎礼服有限公司とVIETNAM KURAUDIA CO.,LTD.が製造を行っています。
コンシューマー事業部門では、婚礼衣裳の販売・レンタル、リゾート挙式のプロデュース、写真・映像、美容、結婚式場の運営など多岐にわたるサービスを提供しています。株式会社クラウディアコスチュームサービスは、ホテルや結婚式場との提携によるインショップの運営や、オープンショップ「銀座クチュールNAOCO」でのウエディングドレスのレンタル・販売を行っています。内田写真株式会社は写真・映像事業を担当し、KURAUDIA USA.LTD.は海外での婚礼衣裳のレンタル・販売を行っています。
クラウディアホールディングスは、特定上場会社としてインサイダー取引規制の基準を連結ベースで判断しています。これにより、重要事実の軽微基準も連結ベースの数値に基づいています。
経営方針
クラウディアホールディングスは、婚礼衣裳の製造販売を中心に、持続的な成長を目指しています。同社は「お客さまの利益を創る」「社会奉仕」「社員の生活向上」を理念に掲げ、労使一体の経営を推進しています。売上高と自己資本利益率(ROE)を重要な経営指標とし、ROEは8%以上を目標としています。
同社は、ホールセール事業部門とコンシューマー事業部門の連携を強化し、高付加価値の商品・サービスの提供を重視しています。特に、ウエディングドレスのデザイン性や話題性を高めることで、ブライダル市場での需要を開拓しています。また、各事業の連携を強化し、マーケットシェアの拡大を図っています。
事業領域の拡大も成長戦略の一環です。クラウディアホールディングスは、M&Aを通じてブライダル市場での事業再編を進めています。投資先を慎重に選定し、積極的に事業領域を広げることで、さらなる成長を目指しています。
人材の確保と育成も重要な課題です。多様化する顧客ニーズに対応できる人材を育成するため、採用施策の強化と社員教育の充実を図っています。また、変化する環境に対応できる柔軟な組織づくりを進めています。
内部管理体制の強化も欠かせません。クラウディアホールディングスは、コーポレート・ガバナンスの強化を図り、リスク管理とコンプライアンスを徹底しています。システム投資を通じて業務効率や情報管理を強化し、顧客満足度と利益の向上を目指しています。